なんで散かるの?
そもそも散かるってどういうこと?
そこから考えないと結論を出すのが難しいな~
ということで、面倒な気もしますが
どうして散らかるかから考えていきます。
散かる正体!
散かるとは?
それは誰でも知ってるよ~!
その通り。
散かるって、辞書で調べると
「物が整頓されていない状態に散り広がる」
「物があちこちに乱雑に広がる、散乱する」です。
ショールームのようにいつも片づいている
そんな方がたま~におられます。
とってもまれですが。
とても片づけ得意さんというか、
散かっている状態が落ちつかないのですね。
こんな仕事をしている私も
「ついつい出しっぱなし」状態ってあります。
恥ずかしながら、
私は片づけ大好きさんではありません。
言い換えると、めんどくさがり。
だからこそ、
楽をして散らからない状態を維持しようかと
そればかり考えています。
言い換えると、「散かる」の正体を研究しています。
研究続けて20年以上 ^^
20年も研究しているので、ある程度結果はでています^^
「散らからない家にする」方法はあります。
でも、魔法はありません。
「捨てる」と散らからない家になる!
それは、ちょっとした落とし穴💦
だって、「捨てたら解決できる」ほど捨てるって
どれだけ捨てるの?
持物を1/3くらいにすると、
余裕で散らからなくなります。
残念ながら普通の人はできないです。
1人暮らしならまだ自分の意志でできますが
家族のモノは勝手に捨てられませんし
捨ててはいけません。
無理だと思う方は読み進めてください。
そして、ヒントを見つけていただけると嬉しいです。
散かる原因1 収納場所が足りない
モノが散らかるのは、収納場所が足りないから。
そうではありませんか?
モノが多すぎるのかもしれません。
大切なのは
モノの量 ≦ 収納の容量
当たり前のことですが、この状態にしなければ、
片づく状態は保てません。
モノの量が収納の容量より多いのは
3つの場合が考えられます。
- ●収納は多いけど、モノが多すぎる
- ●モノは少ないのだけど、収納が少なすぎる
- ●モノが多くて、収納が少ない
ご自分はどれかわかりますか?
多いとか少ないは他人と比べることはできないので
あくまで自分の環境内での基準です。
散かる原因2 使ったモノを戻してない
収納場所はあるのだけど、使った後に元に戻せない
もしくは、家族が元に戻してくれない。
当然、散かります。
なぜ戻さないのかわかりますか?
ずばり
「戻すのが面倒だから」です。
面倒の正体は?
手間と時間がかかり過ぎている。
ということです。
「面倒」は人によって違います。
まめな人、まめでない人
時間がある人、忙しい人
だから、自分にとっての「面倒」を知ることが大切です。
解決方法 モノの量≦収納の容量にするためには?
モノの量を減らす
捨てる!
捨てなくても、家の外に出しましょう。
今はSDG‘Sの時代。
リサイクルの方法はたくさんあります。
手間をかければメルカリもあります。
私は捨てるのが苦手、心が痛むという方に
捨てずに済む方法
それは、「買わない!」
食料品、洗剤などの日用品は買わなければ、モノは減り続けます。
でも時間がかかり過ぎて無理という方は
1度だけは「捨てる」はしかたがありません。
その「捨てる」は
将来の「無駄遣い無し」のためと諦めてください。
捨てる痛みを思い知れば、買わなくなります。
新しい洗剤を捨ててください!
と言っているわけではありませんので
でも、困っている方はそれくらいの覚悟で^^
もう1つ有効な方法
それは、種類を増やさない!ということ。
実は、〇〇用洗剤などの専用のモノは
メーカーの宣伝にのせられているかも?
と疑ってください。
中身は他の洗剤とあまり変わらない場合が多いです。
食品も種類を増やさないのは有効な方法
年に数回しか使わない〇〇用調味料は便利そうだけど
他の調味料で代用できるかも・・・
調理用の便利グッズ
めったに使わないのに場所だけ取っているモノないですか?
自分にとっての便利グッズを見極めてください。
収納の容量を増やす
「捨てる」ばかり注視されていて
「収納の容量を増やす」は大切ではないと思っている方が意外と多い。
実際、私が所属している一般社団法人日本収納カウンセラーで実施したアンケート結果です。
「整理収納をするためには、収納家具は重要だと思いますか?」という問いに
・なくても片づく方法があると思う 50.5%
・あった方がいいと思う 34%
・そう思う12.6%
・強くそう思う 2.9%
という結果が出ました。
本当にそうでしょうか?
なくても片づく方法があったら私もまじで教えてほしいです(笑)
私たち人間も帰る家や座る席がないと
路頭に迷よったり、立ちっ放しになります。
モノにも決まったお家や席が必要なのです。
そして、人口が増えたらちゃんと家を建てます。
会議室でも、人が増えたらイスを持ってきます。
モノも同じです。
モノが多いなら収納場所を増やすのはしかありません。
でも、簡単に収納家具を増すことを勧めているわけではありません。
小さな家具ばかりを増やすと、部屋が狭くなってしまいます。
モノの量≦収納場所
モノの量を減らすか?
収納場所を増やすか?
どちらかで解決するのは無理です。
車の両輪なので、両方検討してみてください。
両方無理!な方は私に相談ください(笑)
解決方法2 使ったモノを戻しやすくする
全部のモノの収納場所を確保できたとします。
それでも散らかる場合。
それは収納方法が悪い!
悪い=面倒
物事を感覚で捉えることは素敵なことですが
収納の場合はちょっと理論が必要^^
基準(指標)が必要です。
指標が定まらないと
暗闇で探しモノをすることと同じになります。
面倒の指数を私の収納の師匠の飯田久恵氏は35年前に考えました。
それが収納指数®
私は収納指数®を常に基準にしています。
世の中、変化のスピードは凄いですが、収納指数®は変わらない。
ピタゴラスの定義みたいに普遍的です。
でも、収納指数®はな~んだ簡単!
そう、コロンブスの卵状態なので
簡単ですがこれを知らない方は感覚でやって失敗しています。
収納指数®=歩数+アクション数
●歩数・・取りに行くまで何歩かかるか
●アクション数・・取り出す動作数
面倒の指数なので、
これさえ小さくすれば収納は成功です。
詳しく説明します。
歩数
歩数とは取りに行くまでの歩数。
近ければ近いほど楽=面倒でないということです。
「リビングの座っている場所の周りになんでも置いている!」
そんな方がいました。
これは歩数0です。
最高です。
難点は
●掃除ができない
●1人暮らしにいか適応できない。
飛行機の席では、映画が見れる、音楽が聴ける、本が読める、食事ができる
これ座ったままっ全部できます。
テーブルまで出てきます。
究極の収納かもです^^
よく使うものは近くに収納!
散かるかどうかが、7割これで決まります。
下の絵のようにリビングで使うモノが
廊下や玄関に収納されていたらどうですか?
考えただけで、使って戻すのが面倒です。
キッチンでも洗い終わった食器を片づける場合
0歩の位置と3歩の位置では違いませんか?
たった3歩ですが、違うのです。
そこが食洗器に食器が残っているのか、
常に空になっているかの分かれ目になります。
アクション数
アクション数とは動作の数
例えば
●扉を開ける・・1アクション
●引出しを引く・・1アクション
扉を開けて、中の引出しを引く場合は
2アクションと数えます。
扉を開けて、出したいモノの前のモノをどけるだと
アクション数は膨大です。
例えば、食器棚
ご自分の食器棚を思い出してください。
使いたい食器の前や上に他の食器があ
他の食器をいったんどかしてから使いたい食器を取り出していませんか?
戻す時は?
苦も無く手前の食器をどかして、元の位置へ戻している方は
とってもまめで素晴らしい方です。
そのままで大丈夫です^^
もし、面倒でなんとかしたい!
家族は同じ位置に戻してくれないので、いつも自分がやっていていや
と思っていたら、改良をしてください。
今までの努力は称賛されるべきですが
苦労して「散らからない」を作るのはもうやめにしませんか!
最初にも言いましたが
魔法はありませんが方法はあります。
「片づく仕組みを作る」
1度作れば一生楽できます。
そして、仕組みを作ると家族と共有できる!
魅力的ではないですか^^