頑張っているのに片づいた状態が続かない
私ってなんて片づけ苦手なんだろう~
と思っていませんか?
うまくいかないのは、
もしかして方法がちょっと間違っているかも…
「これ先に知ってたらよかった~」
と言われたことをお伝えしますね。
実は、住宅の専門家や、収納が得意と思っている人でも、
間違っていることもあるのです。
収納苦手、楽に片づけたいという方
ぜひ読んでください。
第3位 収納グッズの選び方
一見これ便利~と思われる収納グッズでも、
実は、使い辛いモノってたくさんあります。
便利収納グッズを使う!
これが意外な落とし穴で、
使うことで不便になることもあります。
対策方法は、
買う前に使う時にシュミレーションをよ~くする!
なにより大切なのは、
自分にとって便利かということ。
さっそく、よくない例を3つご紹介します。
ファイルボックス
写真のようなファイルボックスを使った収納を見たことがありますか?とてもスマートです。
これは店舗の写真です。
このファイルボックスが悪いと言っているわけではありません。
使い方を間違えないでくださいとお伝えします。
ファイルボックスは書類や紙類用に作られています。
A4サイズがほとんどです。
書類にはいいのです。
でも、書類以外のモノを入れている人を結構見かけます。
そこで大切なシュミレーション!
ファイルボックスは高さが24~25㎝あります。
25㎝の高さのボックスに小さいモノを入れると
残念なことに、底の方に沈んでしまい
何が入っているかわからなくなってしまいます。
引いて確かめないと見えないのです。
モノを入れる時は?
「とりあえず放り込んでおこう!」くらいの感覚で入れてしまう!
私ならそうなります。
きれいに入れるには、
箱をかなり引くか、いったん取り出す必要があるからです。
(ちょっとした動作が面倒なのです)
そして、次に使う時に
「どこにあるかわからない~!」状態になってしまいます。
実は、箱を分類に使うのはお勧めです。
(この方法は私の収納の師匠の飯田久恵先生が始めたことなのです)
私も20年以上続けています。
でも、箱を便利に使うにはいくつか条件があり、
その1つが、浅い箱(高さが低い)ということです。
浅い箱だと、何が収納されているのかが一目瞭然!
そして、中でモノが重ならない。
この写真も店舗の写真です。
最近はこのような浅い箱もたくさん売られています。
ぜひ、こちらを選んでください。
箱について語ると長くなるので、次の機会に詳しく書きます。
蓋つきの衣裳ケース
季節外のモノやあまり使わないモノの収納に
「蓋付の衣装ケース」を使っているけど
なんか使い辛いと感じていませんか?
蓋付の衣装ケースは大容量で比較的安価。
ですが、大きな欠点があります。
出し入れが面倒!
重ねた「蓋衣装ケース」を想像してください。
下のケースから取り出そうとする場合、
上に重ねたケースを一度移動させます。
2個のっていると、2個移動させて蓋を開けて
やっと必要なモノを取ることができます。
その後、移動させたケースを移動させないといけないわけです。
実は私も持っていました。
毛布やタオルケットを収納していました。
1年に2度くらいの出し入れだから
大丈夫だと思って使っていました。
でも、これが使いづらい。
引越しする友人から
不要になったプラスチック引出しをもらったので、
蓋付収納は処分して、引出しタイプに変えました。
とても使いやすくなりました。
毛布やタオルケットでも出し入れはするのですね。
話は変わりますが、
先日、「横から取り出せるコンテナケース」
という商品を見つけました。
蓋つき衣装ケースが使いづらい理由の改善が
そのまま商品になっているのです。
一瞬「いい!」と思いましたが、
でも、よく考えると
そもそもコンテナケースを使う必要があるんだろうか????
そうなのです。
「便利そう~!」な商品があっても本当に便利かを疑ってください。
買う前に疑え!
格言にしてください。
スタッキング収納
この商品は形が可愛いので、
買いたくなる気持ちはわかります。
おもちゃを入れると、うまく分類できそう~
という気持ちもわかります。
分類はできるけど
小さいお子さんにとって、奥のおもちゃを簡単に取り出せますか?
蓋が小さいのが、困ったところそう!
奥がよく見えない、底のモノが取り出しにくい。
シュミレーションは出す時としまう時、両方必要です。
低い位置の収納
低い収納カウンター
低い収納って部屋も広く見えてかっこいい。
でも、出し入れする時にしゃがまないといけない!
しゃがむってスクワットトレーニングじゃないですか?
出し入れする度にしゃがむって辛いんです。
そうなると面倒で、
ついついしゃがまないで放り込むってことになりがち。
放り込むと決まった位置にもどさないことになるので、
次使う時に「あれどこに行った~?」てなるわけです。
もう1つの欠点は収納カウンターの上に
ついつい何かを置いてしまいます。
「家族がカウンター上にモノを置かなくする方法ありますか?」
と質問されることがあります。
無理です。ありません。
そう回答したいです。
だって、カウンターの高さってモノが置きやすいのです。
モノを置かないように、飾り物を置いても
家族はちょっとした隙間を見つけて置いてしまうのです。
せっかくのカッコいい収納なのに
「ごちゃついた感」を出してしまう。
もちろん使いこなせる人もたくさんいます。
私のようなめんどくさがりはダメです。
出し入れの時にしゃがんだり、
カウンターの上をきれいに保てない
そんな自分を想像できたら、
低い収納はやめましょう。
低いTVボード
TVボードの収納はDVDやゲーム用。
低いTVボードだとそれ以外には向かないです。
DVD、ビデオテープは持っていないからと
日用品を収納すると、大容量ではないので分散します。
日用品収納の役割としての
低いTVボードの購入はおすすめしません。
第1位 収納の場所
いよいよ第1位!
収納場所なんて知っているよ~
もちろんご存じだと思います。
でも、この場所が収納の「キモ!」
ということを知らない方はたくさんおられるので
あえてこれを1位にしました。
なぜ、収納の場所が大切なのか?
「どうやって収納しよう?」と考える人は多いのですが、
その前に「どこへ(場所)収納しよう?」って考えていますか?
実は、収納場所ってすっごく大切なのです。
場所を考えずにどうやって収納しようと考えても
片づく家にはなりません。
想像してください。
「リビングでよく使うモノが
玄関や廊下の収納に入ってる!」
何歩もあるかないといけなくて時間がかかるでしょう!
面倒でも取りには行くのです。
必要なので!
でも、使った後に面倒で戻さなかったり、
「玄関へ行く時についでに戻そう!」
となります。
そんなモノが2、3個溜まると、
リビングは散らかった感が出てきます。
例1)アイロンとアイロン台
例をあげてみます。
アイロン掛けしますか?
そして、どこで掛けますか?
その近くにアイロンとアイロン台の収納場所ってありますか?
リビングにアイロンとアイロン台が
置きっぱなしのお客さまがおられました。
理由を伺うと
「だって明日も掛けるので!」
確かにそうです。
そのお客さまのアイロン台の本来の収納場所は納戸。
でも、納戸はリビングからすぐ近くにあるのです。
人によっては遠く感じられて
使った後に片づけられません。
リビング内にアイロンとアイロン台の収納場所を
きちんと作ったところ
毎回、しまえるようになりました。
場所って大切と実感しました。
例2)ハサミ、カッターナイフ
Amazonや楽天などから段ボールが届きます。
どこで開梱しますか?
大きさによってリビングだったり、玄関だったり。
開梱する近くにカッターナイフがありますか?
私の収納の師匠から
開梱する場所にカッターナイフを置いておくと便利よ!
と教えてもらいました。
これはめちゃくちゃ便利!
玄関で開梱する時、
リビングからカッターナイフを持ってきます。
使った後、きちんと戻していますか?
私は持ってくるのさえ面倒で、
手でべりべりとやる事もありました。
玄関にカッターナイフは・・
抵抗ある方は開梱用カッターというモノも存在しています。
これなら子どもが触っても大丈夫そう!
収納場所の情報がないのはどうして?
とても大切な収納場所なのですが、
収納場所の情報ってネットでも本でもあまり見ません。
なぜ?
それは、
住んでいる間取りも生活も違うので
載せても共感できないからです。
そして、視覚化するのも難しいです。
特にYouTubeなどの動画では難しいです。
「使ったら戻す!」
これが散らからない基本なのですが、
「使ったら元に戻しなさい!」の
精神論だけでは家族はついてきてくれません。
お願いするのも疲れてしまいますし。
ぜひ、「どのように収納しよう?」の前に
「どこへ収納しよう?」を考える習慣をつけてください。
秘訣は
「あなたが使う場所の近くに収納する」
ということです。